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日立システムズ

導入事例 CASE STUDY

礼文町さま デジタル分野の専門人材やノウハウが限られる町が、
4年にわたる伴走支援を通じて得た『相談できる』という安心感。

#自治体DX #デジタル専門人材派遣制度 #行政サービスのデジタル化

北海道本島の最北端に位置する稚内から、西方約59kmの日本海に浮かぶ一島一町の島、礼文町。利尻礼文サロベツ国立公園に指定された豊かな自然に恵まれ、約300種の高山植物が咲き誇ることから「花の浮島」とも呼ばれる島です。約90名の職員が、島民2,160人の行政サービスを支えています。

礼文町さまが大きな転換点を迎えたのが、2021年。新型コロナウイルスへの対応を通じて、制度や組織のあり方をデジタル化に合わせて変革する必要性がありました。政府がめざすデジタル社会の実現に向けて、各自治体の役割が重要になった時期です。

国は、自治体が重点的に取り組むべき事項を示しました。自治体情報システムの標準化・共通化、マイナンバーカードの普及促進、行政手続きのオンライン化など。地域社会のデジタル化に向けたさまざまな課題が山積。礼文町さまにおいても、限られた職員体制の中で、デジタル分野の専門人材やノウハウを補いながら、DXを進めていく必要がありました。

礼文町さまがデジタル化していくにあたり、最初に着手したのは、システムの導入ではありません。3つのプロジェクトチームとワーキンググループからなる「デジタル化推進体制」の立ち上げ。そして体制を動かすCIO補佐官として、北海道日立システムズを迎え入れることでした。

2022年7月に始まった伴走支援は5年目を迎え、伴走支援で検討してきた取り組みの一つとして、マイナンバーカードの普及促進があります。礼文町では夜間・休日窓口の開設等に取り組み、普及率は32.5%(支援前)から78.5%(2023年度)へ上昇しました。

支援開始前の課題と支援による変化

支援開始前の課題
課題1

「言葉すら分からない」状態からのスタート ― 専門人材不在と手引き解釈の壁

国から標準化の手引きや手順書は示されていたものの、専門知識を持つ職員が在籍しないため、記載された用語すら理解が難しい状況だった。何から検討を進めればよいのか判断できず、庁内には解決されないままの疑問が蓄積していた。

課題2

紙とメール中心の業務が招くセキュリティリスクと運用の限界

ほとんどの業務がデジタル化されておらず、紙による運用が大半を占めていた。庁内連絡は、主に庁内パソコンのメールを利用しており、庁外から確認・連絡できる手段は限られていた。
データ共有には外部媒体を介した情報共有を使用しており、個人情報の取り扱いが厳格化する中で、セキュリティ面にも課題を抱えていた。

課題3

特定ベンダーへの依存により、外部の視点や比較機会を得にくいという課題

長年にわたり特定のベンダーとの関係の中で業務が進んでおり、その手法が「当たり前」の前提となっていた。
標準化を進めるにあたり、提案内容や価格について、外部の視点を取り入れながら、比較・検討する機会が限られていることも課題の一つだった。

支援を通じて生まれた変化
変化1

疑問がすぐ解ける環境へ ― 安心感が生んだ職員の意識変化

「こんなことできないのかな」という素朴な疑問に、すぐ答えが返ってくる体制が整った。デジタル化に対する職員の認識が高まると同時に、業務を進めるうえでの安心感が庁内に芽生えている。

変化2

自治体専用ビジネスチャットツールとクラウド活用で実現した、島全体をつなぐ安全な業務基盤

自治体専用ビジネスチャットツールを採用し、外出先からも円滑に連絡できる環境を整備。さらに、業務効率化や情報共有に関する自庁の課題を踏まえた施策検討を経て、クラウドストレージサービスやセキュアなリモートアクセス環境の活用を開始し、データ共有の利便性向上とセキュリティ確保の両立を図った。

変化3

「これもできるのでは?」外部の風が吹き込み、庁内に芽生えた自主改善の芽

外部の視点が入ったことで、これまで当然としてきた前提が相対化された。文字起こしソフトの活用、書かない窓口の検討など、職員側から改善提案が生まれる状態へと変わっている。

支援内容の概要:デジタル専門人材派遣

「製品を導入する」から「ともに考える」へ。庁内に入り込む伴走支援。

礼文町 副町長 石動 仁 氏

北海道日立システムズが礼文町さまに提供しているのは、内閣府の地方創生人材支援制度における「デジタル専門人材派遣」です。CIO補佐官として、町のDX推進に継続的に関わっています。特定のシステムやサービスを納入する契約ではありません。職員とともに課題を整理し、施策を検討し、予算化から運用定着までを支える。定期的に現地を訪問・駐在しながらの伴走が、2022年7月から5年目を迎えています。

デジタル専門人材派遣:企業派遣型
協力企業が内閣官房へ派遣可能な人材情報を提供し、内閣官房は都道府県・政令市へ企業情報を提示。都道府県が取りまとめ・共有した市区町村等のニーズは内閣官房へ伝達され、市区町村は派遣を希望する企業名等を連絡、協力企業と協議(マッチング)を行う。

1.現状把握から運用定着までを一貫して支える体制

支援はまず、礼文町さまの現状を正確に把握することから始まりました。2024年度には14名の職員に対して業務課題のインタビューを実施。庁内に散在していた課題を洗い出し、優先順位を整理していきます。

支援の特徴は課題の抽出だけで終わらせない点です。施策を検討し、予算化に向けた資料を作り、導入後の運用が定着するまで関わり続ける。「計画は立てたが動かない」という自治体DXが陥りがちな停滞を関わりによって防いでいるのです。

現状把握から運用定着までの伴走型支援
現状把握(インタビュー、課題の洗い出し)、計画策定(優先順位付け、施策検討)を経て、施策�@既存システムの活用(計画書作成、運用フローの検討)から運用改善・定着支援へ、施策�A予算化検討・対応(計画書作成、進捗管理、トライアル)から導入を経て運用・定着支援へとつなげる。

2.特定製品を前提としない支援

デジタル専門人材派遣が製品導入と異なるのは、特定製品ありきではなく、町の課題に応じて複数の選択肢を整理する立場である点です。

自治体情報システムの標準化においても、既存ベンダーの提案内容や価格が適正であるかを判断するための「もう一つの目線」として、比較検討の材料を提供する役割を担いました。

3.継続的な関係が生む「相談できる」という安心感

大切にしているのは、単発のコンサルティングで終わらせないことです。定期的に顔を合わせ、日常的な相談に応じる関係を築くことで、職員が疑問を抱えたまま放置しない環境が生まれました。

「相談できる相手がいる」という当たり前の状態。専門人材のいない小規模自治体にとって、それが大きな意味を持ちます。

支援導入の目的

国が求めるデジタル化と、町の現実。その隔たりを埋めるための体制づくり。

礼文町 総務課 企画係長 江刺 純 氏

国が示す方針は明確でも、限られた職員体制の中で、どのように実行へつなげていくか。
北海道日立システムズが礼文町さまとともに、最初に向き合った問いでした。

1.「言葉すら分からない」状態からの出発

支援開始前の状況について、副町長の石動仁氏はこう振り返ります。

「正直、どのようにデジタル化を推進していけばいいのか、分からない状況でした」

国から標準化の手引きや手順書は示されていたものの、着手できずにいました。「何から手をつけていいのか、もしくは言葉すら本当に分からないような状況からのスタートだった」といいます。

デジタル分野の専門人材やノウハウが限られる中、限られた職員体制で国が求めるDXを進める必要がありました。町はその実行方法を模索していたといいます。この状況が、支援の出発点となりました。

2.担当課だけでは動かない。全庁横断という体制づくり

町全体のデジタル化を進めるには、担当課や担当者だけでは対応できない。全庁的かつ横断的な取り組みが必要になります。

礼文町さまが立ち上げたのは「デジタル化推進体制」です。

�@自治体情報システムの標準化・オンライン化
�Aマイナンバーカードの普及促進
�Bマイナンバーカードの活用

3つを検討するプロジェクトチームとワーキンググループで構成しました。

システムを導入してから体制を考えるのではなく、体制を整えてから何を導入すべきかを考える。この順序が、その後の推進を支える土台となります。

3.体制を動かす「知見」をどこから得るか

体制を整えたうえで残ったのは、実際に動かす専門的な知見をどう確保するかという課題でした。標準化への対応に加え、AIを活用した業務も年々増えていきます。

「小さい町ですから、デジタル関連のノウハウが少ない。専門知識を持った職員もいない」(総務課 企画係長 江刺純 氏)

デジタル分野に精通した人材を迎え入れ、DXを推進していく方針が定まり、礼文町さまは支援や助言を得られる企業を探しはじめました。

選定のポイント

内閣府のデジタル専門人材派遣制度におけるマッチングを通じて北海道日立システムズを知っていただきました。

礼文町 総務課 広報交通係長 櫻井 和幸 氏

数ある選択肢の中から、礼文町さまが北海道日立システムズをパートナーに選んだ理由。重点を置かれたのは、主に以下の4点です。

1.内閣府の制度を通じた紹介という信頼性

礼文町さまが活用したのは、内閣府のデジタル専門人材派遣制度。同制度におけるマッチングを通じて、北海道日立システムズを知っていただきました。

「国で行っている標準化の関係で、うちは違うベンダーさんを入れていまして、それと対比する形で他の業者さんを探しておりました。内閣府の方で日立さんをデジタル人材の関係で登録されているということでご紹介を受けまして」(江刺氏)

国の制度を通じたマッチングをきっかけに、当社との具体的な協議が始まりました。

2.既存システムがつないだ、既存の接点

もう一つの決め手は、すでに存在していた接点です。

「たまたま礼文町では他ベンダー経由で日立製の既存システムを導入しておりました。そういった縁もあって選んだ経緯があります」(江刺氏)

まったくの新規ではなく、一定の関係性がある企業であること。離島という環境では、それが大きな安心感につながりました。

3.求められたのは作業代行ではなく「旗振り役」

礼文町さまが北海道日立システムズに求めたのは、プロジェクトチームやワーキンググループの中に入り、議論を前に進める役割でした。

「まさに『旗振り役』を担っていただくこと。CIO補佐役としての助言も大いに期待したところです」(石動氏

現状把握と課題抽出から、職員向けDX研修、システム標準化に向けた業務支援、礼文町DX推進計画の策定と進捗管理まで。それぞれの場面で先導し、ともに考える存在が求められていました。

4.「当たり前」を相対化する、新しい目線

長年にわたり特定のベンダーとの関係で業務が進んでいたことも、外部の視点を求める理由となります。

「一つの業者とだけ付き合っていると、そのやり方が『当たり前』になってしまう。新しい目線が入ることで、そうじゃないと見えてきた。とてもいい刺激になっています」(総務課 広報交通係長 櫻井 和幸 氏)

比較軸を持つ。小規模自治体にとって、それが大きな意味を持ちます。

支援の効果

「相談したら、すぐに答えが返ってくる。」職員が得た安心感が、自治体DX推進の原動力になった。

礼文町地域おこし協力隊(デジタル担当:総務課広報交通係所属)長屋 光樹 氏

2022年7月の支援開始から4年。礼文町さまの庁内には、業務環境の刷新にとどまらない変化が生まれています。職員の意識、そして町のDXに向き合う姿勢そのものにまでおよぶ変化でした。

1.蓄積されていた「素朴な疑問」が解消される

最も大きな変化は、職員が疑問をその場で解消できるようになったことです。「こんなことできないのかな」「これどうすればいいんだろう」――専門知識を持つ職員がいない庁内には、そうした素朴な疑問が数多く蓄積されていました。どうすればいいのか分からないまま、手つかずになっていた課題も少なくありません。

「相談したら、すぐに答えが返ってくる。アドバイスをもらえる。職員とすれば、仕事をする上での安心感が本当に芽生えました」(石動氏)

専門人材の不在という課題に対し、継続的な関係が実質的な解決をもたらしました。

2.庁内連絡手段の見直し

支援開始から間もない2022年9月、礼文町では自治体専用ビジネスチャットツールの施策検討を行い、導入トライアルを開始。庁内で最初に着手したデジタル化でした。

それまでデジタルでの庁内連絡は、主に庁内パソコンのメールを利用しており、庁外から確認できる手段は限られていました。「例えば外部に出ていたら連絡が取りづらいなど、いろいろ問題がありました」と、総務課 地域おこし協力隊の長屋光樹氏は当時を振り返ります。

役場のネットワークは複数の系統に分かれており、主に使用される環境はインターネットに接続していません。そのような課題から礼文町では自治体専用ビジネスチャットツールの施策検討を行い、導入へと至りました。

「使い方も一般的なチャットツールみたいなものなので、使い方が難しいということもなかったので、慣れている方からどんどん活用していっています」(長屋氏)

小規模に試行できるツールから着手したことが、その後の活用検討につながりました。

3.外部媒体中心の情報共有から、クラウド活用へ

外部媒体を介した情報共有では、受け渡しやアクセス管理に手間がかかるという課題がありました。外部媒体でのやり取りが残る一方、個人情報の取り扱いは年々厳格化していきます。インターネットを閲覧するために、3台のパソコンを使い分ける必要もありました。

「クラウドストレージサービスとか、文字起こしソフトを使わせてもらったりして。とても効率的にデータの移行が可能になって、すごく助かっています」(櫻井氏)

施策検討を経て、礼文町ではクラウドストレージサービスによる共有環境の整備と、セキュアなリモートアクセス環境を導入。利便性とセキュリティを同時に改善する打ち手となりました。

4.マイナンバーカード普及率、全国・全道平均を上回る

町民に向けた取り組みでも、成果は表れています。支援開始前32.5%だったマイナンバーカードの普及率は、2022年度に72.1%、2023年度には78.5%へと上昇しました。全国平均73.0%、北海道平均71.7%を上回る水準です。

スマホ教室、マイナンバーカード利活用講座、電子申請講座の開催。町民が実際にデジタルに触れる機会を継続的に設けてきた、地道な積み重ねが数字を支えています。

マイナンバーカード普及率のグラフ。礼文町は支援開始前32.5%、2022年度72.1%、2023年度78.5%。2023年12月時点の全国平均は73.0%、北海道平均は71.7%。

5.「これもできるのでは」という発想が生まれる

変化は、一足飛びに訪れたわけではありません。

「今まで使っていなかったシステムが多いので、最初は戸惑いもありました」(江刺氏)

それでも自治体専用ビジネスチャットツール、文字起こしソフトと、日常業務で触れるツールが増えていきました。文字起こしソフトの活用、書かない窓口の導入検討、公共交通に関する計画策定への協力。庁内の空気は少しずつ変わり、新たな取り組みが次々と動き出しています。

「これもできるんじゃないか、というきっかけ作りになりました」(櫻井氏)

増えたのはツールだけではありません。職員の発想そのものが変わりはじめました。

6.外部人材と、島に常駐するデジタル人材の連携

支援を進める中で、もう一つの課題が見えてきます。国が示す方針や制度へ対応するためには、町内の限られた職員体制を補う専門的な知見が必要でした。

外部人材との連携をより実のあるものにするには、島の側にも受け皿が必要になる。考えた末に礼文町さまが選んだのは、デジタル化に特化した地域おこし協力隊を独自に募集するという方法でした。応募があり、1名の採用に至ります。現在3年目を迎える長屋氏です。

「長屋さんとうまく連携を取ってもらって、いい具合にかみ合った。地域おこし協力隊も含めて後押しをかけて取り組んだのが、一つの工夫かなと思っています」(石動氏)

外部から通う専門人材と、島に常駐するデジタル人材。二つの役割が噛み合ったことで、月に数日という支援の密度は大きく変わります。同様の制約を抱える小規模自治体にとって、一つのモデルとなる体制です。

今後の展望

マンパワーだけでは補えない部分を、デジタルのチカラで。
行政サービスとデジタルをつなぐ役割へ。

人口減少が進む中、職員の確保は年々厳しさを増しています。一方で町民のニーズは多様化し、複雑化していく。従来と同じ行政サービスを提供し続けることが、困難な時代となりました。マンパワーだけでは補えない部分を、デジタルによって解決していく。礼文町さまが向き合う、次の課題です。

1.デジタル推進を専門に担う体制づくり

礼文町さまが次の段階として見据えているのが、デジタル推進を専門に担う体制の整備です。策定を進めている「礼文町DX推進計画」において、大きな要素となります。

これまでは、デジタルに関する案件を誰が担うのかがあいまいでした。

「専門の部署がなかったので、担当者がわからなくて『これってどこだっけ』となる。後回しにされるならまだ良かったのですが、中にはそのまま忘れ去られてしまうこともあって」(長屋氏)

担当部署を、もしくは担当者を置くこと。属人的な対応から組織的な体制へと移行することで、礼文町さまの自治体DX推進は次の段階に入ろうとしています。

2.標準化完了後に控えるBPR

自治体情報システムの標準化は、2026年度に完了する見込みです。続いて控えているのが、BPR(業務プロセス改革)の実施。ツールを導入するだけでは、業務は本質的に変わりません。標準化によって整った基盤の上で、業務の流れそのものを見直していく。町民と職員の双方にメリットのある、礼文町さまに適したデジタル化へと進んでいきます。

3.離島だからこそ向き合うべき、地域課題

一方で、離島ならではの課題も明確です。高齢者が多い島では、デジタル化を進めるほどに情報格差が生じかねません。窓口に足を運び、顔を合わせて手続きをする。その機会が減れば、地域や町民とのつながりも希薄になっていくでしょう。

デジタル化を進めながら、取り残される町民を生まない。地域課題を洗い出し、解決に向けた検討を重ねていくことが求められます。

4.行政サービスとデジタルをつなぐパートナーとして

北海道日立システムズに対しては、これまでの支援の継続に加え、新たな役割への期待が寄せられています。

「単にシステムを紹介するだけではなく、町民のニーズと我々行政側の業務との格差を埋めるための提案や助言。まさに行政サービスとデジタルをつなぐような役目を、今後ともお願いしたいと考えております」(石動氏)

限られた職員体制の中で、自治体がどのようにDXへの一歩を踏み出すのか。
デジタル分野の専門人材やノウハウが限られる中、どのように歩き出すのか。
2022年度から続く礼文町さまの取り組みは、デジタル化の出発点に立つ自治体にとって、一つのヒントになるはずです。

COMMENT

「分からない」から始まった歩みが、職員の安心感と意識改革につながりました

礼文町 副町長 石動 仁 氏

「国が求めるデジタル化に対して、何から手をつけていいのか、言葉すら分からない状況からのスタートでした。仕様の作成から進め方まで積極的に支援いただき、町の方向性や理事者への説明を含めスムーズに推進できた。それがなかったら、こんなふうには進められなかったと実感しています。職員が相談したら、すぐに答えが返ってくる環境ができたことで、意識改革と安心感が生まれた。それが何よりの成果だと感じています。」

礼文町 総務課 企画係長 江刺 純 氏

「公共交通やDXの計画策定へのご協力、文字起こしソフトの導入、書かない窓口の検討など、さまざまな知識をいただけたことがとてもよかったと思っております。他の町でもいろいろなシステムを導入しているようですから、我々も追いついていかなければなりません。職員が少ないなりにもうまく回っていけるよう、引き続きデジタル人材の派遣は続けていきたいと考えております。」

礼文町 総務課 広報交通係長 櫻井 和幸 氏

「一つの業者とだけ付き合っていると、そのやり方が『当たり前』になってしまう。新しい目線が入ったことで、当たり前だと思っていたことがそうではないと見えてきました。今までできなかったことがどんどんできるようになってきていると感じていますので、引き続きご協力いただければと考えております。」

礼文町 地域おこし協力隊 デジタル担当 総務課広報交通係所属 長屋 光樹 氏

「着任した当時は、ほとんどのものがデジタル化されておらず、手探りで課題を探すところから始めるような状況でした。まだまだ課題はたくさんありますが、一歩ずつでも着実に進んでいると感じています。今後はデジタル推進を専門に担う体制をつくり継続的に課題を解決していける組織作りをしていきたいです。」

礼文町 副町長

石動 仁 氏

礼文町 総務課
企画係長

江刺 純 氏

礼文町 総務課
広報交通係長

櫻井 和幸 氏

礼文町 地域おこし協力隊
デジタル担当
総務課広報交通係所属

長屋 光樹 氏

PROFILE

スコトン岬
スコトン岬
北のカナリアパーク
北のカナリアパーク
バフンウニ
バフンウニ
団体名 礼文町 町章 礼文町
所在地 北海道礼文郡礼文町
人口・世帯数 2,160人/1,206戸(2026年7月1日現在)
職員数 約90名
URL https://www.town.rebun.hokkaido.jp/
PR 稚内市から西方約59km、日本海上に位置する北の離島。利尻礼文サロベツ国立公園に指定され、約300種の高山植物が自生することから「花の浮島」とも呼ばれる。スコトン岬や北のカナリアパークなどの観光資源と、バフンウニ・キタムラサキウニに代表される水産業を基幹産業としている。

担当者より一言(北海道日立システムズ 小保根)

お客さまの熱意を形にする「伴走型DX」をこれからも。

営業担当として礼文町に関わる中で、2024年度と2025年度は、私自身もデジタル専門人材として職員の皆さまと一緒に取り組みを進めてきました。

実際に支援する中で意識していたのは、こちらから答えを一方的に提示するのではなく、職員の皆さまの話を丁寧に伺い、何が課題なのか、どこから取り組むべきなのかを一緒に整理することでした。

デジタル化は、仕組みを導入して終わるものではありません。町の体制や日々の業務に合った形で活用され、継続できることが大切だと考えています。

今後も、礼文町の皆さまが主体となってDXを進められるよう、町の状況や課題に応じた取り組みを一緒に考えていきたいと思います。

営業統括本部
社会・プラットフォーム営業本部
営業第1部
営業第1グループ 主任

小保根 昭

デジタルサービス事業部
デジタル社会サービス本部
社会サービス第2部
第2グループ

高橋 大輔

本ページを作成した担当者より一言

導入事例の作成にあたり、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。
取材後にはスコトン岬や澄海岬、北のカナリアパークなど礼文町の名所を巡りました。
どこを訪れても雄大な自然と澄み渡る景色、心地よい空気がとても印象的でした。
本事例をきっかけに、ぜひ皆さまにも礼文町へ足を運んでいただき、その魅力を実際に感じていただければ幸いです。

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*本内容は2026年8月時点の情報です。
本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

礼文町さまへの導入事例に関するお問い合わせ

営業企画本部 デジタル営業推進部
電話:(011) 281-7371
FAX:(011) 281-7352

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